いーぬ。の人生回顧録 運転免許取得編

【不安障害を克服】トラウマにはトラウマで治療~運転免許取得編~

病院に行かずとも自律神経を整えれる最大限の努力を私なりにしていたこの頃、一つの疑問が生まれた。

環境は今まで生きてきた中で最高にいい状態。食事も運動も睡眠も理想に限りなく近い。

学校も行ってなければ仕事もしていない。何のストレスもない。

じゃあ何故病気はよくならない?

思い当たる節は・・・”学校””教師”

そのトラウマが残っているせいなのか?

起立性調節障害の症状はいつになったら終わる?

この頃、縁があってお付き合いしている人がいました。

彼は当時、忙しい日々を送っており運転免許を持っておりませんでした。

”これは、私が免許をとればデートの幅が広がるのでは!?”と思い、

車校という名のトラウマの学校に自ら挑む決意をしました。

とても良いキッカケだったと思います。

免許もとって学校にも教師(教官)に対して免疫ができれば社会復帰もできるかもしれない。

もしかしたら病気もこれで治るかもしれない。

今回は、襟を正す思いで門をくぐり、主に精神的な強化を図る為に自らトラウマに立ち向かった自動車学校(以下:車校)での経験をご紹介。

愛の力って偉大ですね~(*'ω'*)

自分に合った先生の選択という画期的システム

私のトラウマの原因に学校の先生に対する不信感と恐怖が存在します。

寄り添って下さる先生もいらっしゃいましたが、優しくしてくださる先生に甘えていては またあのS先生のような先生が現れた場合、また不安発作なりパニック障害なりがでてくるのでしょう。

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栄養管理編で紹介した通り、現在やれる事はやっているつもりです。

何をやっても原状回復しないのなら、環境、心身が落ち着いてきたら、

同じようなトラウマは、同じようなトラウマで乗り越えなければ結局根底の所で自分に自信が持てない。のだと思いました。

私の場合は学校に挑む必要があると考えました。

高校も行けなかった私に、命に係わる責任を持たなければならない車の免許。

正直、不安でしかなく、心臓が破裂しそうなくらいドッキドキでしたが、

いつまでも変わらない自分に対してイライラもしていました。

そして今回は、彼の為にも諦めたくなかった。

一歩踏み出すには今しかないと思いました。

前向きな気持ちと緊張で不安な気持ちを抱きながら、車校の門をくぐった。

謎の心理テスト

私の通った車校ではまず”私の事”を知ってもらうための心理テストがありました。

事前に、これが何のためのテストか あえて知らされてなかった為、皆さん占い感覚で終始和やかな雰囲気でした。

実はこのテスト、性格診断のようなもので

ポイント

・運転するに対して、どのくらい注意力、予測能力があるのか?

・またこの生徒にはどの先生が一番リラックスして勉強できるか?

が分かるようになっていたテストでした。

なんと素晴らしい心遣いなのだろう。

多分この制度がなかったら私は途中で行けなくなっていたかもしれない。

それほど重要な事でした。

最初は変な冷や汗を出すほど緊張して、学科も実技も家に帰ってから復習。(実技はひたすらシミュレーション)

何だか中一の時を思い出しました。あの時もその日限り精一杯頑張り、対処していくだけ。

勉強内容が違うだけで全く一緒の行動。

凄く嫌な予感がしました。

あの時は限界を迎えて急に足が動かなくなった。また同じか?

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不穏な気配とは裏腹に日々を過ごしていて明確に違う事を発見。

それはパニック症状が出なかったこと

何故か一番緊張するであろう実技で一番癒されていた。

それはあの心理テストのおかげでしょう。

教官の温和な人柄が私の不安をどっかに飛ばして下さっていました。

”私が私に戻った”

小学生の頃の自分に戻った。そんな感覚でした。

”理不尽な怒りをぶつけてくる大人” はこの場所には皆無。もしくは配慮により私には関わらない。

次第に教官=先生に対する恐怖感が段々薄れていきました。

居心地の良い場所での勉強は、むしろ楽しかった。

環境が自分に合うだけでこうも人生がスムーズにいくとはビックリ。

と同時に、こんな単純な事で自分の将来が変わる事に恐怖すら感じました。

対人関係のトラブルごときで自らを苦しめ、不登校になったり 仕事を辞めたり・・・

関わる人物が人格者じゃないと結局苦労するのは弱い立場の人間。

これはそろそろ変えていかないと、大事件が無くなるはずがない。

そんな人生の何たるかを車校で学ぶとは思わなかった。(笑)

とにかく自分の性格にあった環境先生により過度に人に対して緊張しなくなりました

人は傲慢で、慣れると堕落しがちなので、導入には慎重さと個々の適正さを要すると思いますが、この制度、学校や社会で取り入れるのも一つの手かもしれませんね。

特に学校は不登校の子達が減るかもしれない。

予期不安はメリットでもあり能力でもあります

予期不安が過度に人に対してでは無く、適度に物事に対して発動する場合は

大抵の場合メリットになり得ます。

特に運転(実技)では

予測運転(かもしれない運転)を常にしなければならないので

普段からそうした考えの私の性格にはピッタリ過ぎでした。

特に何の壁にもぶち当たりませんでした。

教官は早々に「教える事はもう無い」と言い、

後は感覚の問題ですから「納得いくまで好きに運転してていいよ~」といった、時間をほぼ持て余した実技授業でした。

これも一種の個性であり、能力なんだなぁ~と実感。

おかげで今でも無事故無違反です。

当てられはしましたけどね(悲)

マイナスの方に引っ張られ過ぎないように、この能力維持は結構大変です。

いーぬ。
基本が自分にさえ懐疑的な予想が沢山頭に浮かんできますからね

人生経験もある程度経験しないと自分でコントロールするのは不可能に近いかもしれません。

ただ、自分が”思った”事には必ず理由があり、それをプラスに変えて生きようと努力すると

災難をかわす能力となります。

+α、私の場合はなんかスピリチュアルっぽい能力も もれなく付いてきました。(直観力が上がった)

心配性な性格は、鍛えると結構面白い効果を自らに及ぼしてくれるのかもしれませんね。

教官との人情話で社会勉強と過去をリセット

仮免も取り終わり、卒業試験まではほとんど時間をを持て余していた為

”教官のグチを聞きながらドライブする事”

が実技内容でした。(笑)

私達、習う側はある程度教官を選べますが、教官は受け入れるのが基本なので

日々、色んな方々と触れ合う機会の多い教官方のストレスは半端なかった。

「車orバイクが好きじゃなかったら 一時間もよく知りもしない人と密室の中で二人きりは相当キツイ。」

皆さん口を揃えておっしゃってましたね。

そういえば私も自分の事で精一杯で、教える側の立場の気持ちを考える余裕など無かったなぁと反省。

どこの世界でも、どの年齢でも、人間関係で悩むしストレスを抱える。

生まれた時からこれだけは誰もが共通の課題なんだと思うと、誰もが平等なんだと思えました。

多分、私の中で大人に対する恐怖心が少し弱まった瞬間でした。

私ももう大人なんだから、選択して生きて行く事が出来る。

自分の価値観と合う人、尊敬できる考え方の人とだけ仲良く付き合って行けば良いと思えるようになりました。

「グチばっかりでごめんなぁ~」

と言われる方がいますが、とんでもない!!

教官に限らず、友達、家族、恋人、大事にしたいと思った人の話を聞くことは私の人生の経験不足を補う糧でもあり、何より相手の人格を理解するのに必要な行為です。

人の体験談を一緒に想像する事で、自分も体験した気になれ、一緒に成長していく。

”どれだけ目上の人であろうと同じ人間”

ただそれだけの事でした。

敬うべき人かどうかの違いだけでした。

私は一体何に怯えていたのか・・・

私には、ことごとくその人物との巡り合わせが悪かったのでしょう。

自分の価値観と合う大人がようやく増えてきた。

いーぬ。
今まではあまりにも価値観が違い過ぎて理解もしたくない程の大人が多かった。

とても悲しい事ですが、私の過去の出来事は

”自分に必要な人物かどうか見分ける事も必要”

という事を学ぶ為だったのだと思っています。

・・・本当はそんな事するような人間になりたくなかった・・。

価値観の違う人間から教わる事も大事な事なので、我慢して耐えていました。ちゃんと耳を傾けていました。

”それは違うのではないか?”が積み重なり体に異変が出るとは思いませんでした。

しかし自分の心と身体をいじめて道を閉ざすなど本末転倒。

そう思うようになってからというもの、対人というより、対自分との戦いになりますから、人に対して極度に怖がる事は少なくなっていきました。

尊敬できる人を増やす事で、私の中に居た不愉快な大人達の記憶を中和させる事ができました。

これは一生していった方が良い行為でしょうね。

その方が迷いもなくなり人生充実してくると思います。

結局人と関わらなければ不安が解消される事は無い。

自分が成長する事も無い。

卒業試験中のあったかエピソード

バック駐車の試験中、私に親身になって教えて下さった教官が一瞬視界に入りました。

遠くのほうでずっと見守ってて下さっていた様子。

落ち着いて完了し、今度はハッキリ分かるように教官を見ました。表情は確認できませんでしたが(遠い)

私に分かるようにおっきな〇を作って下さったのがとても嬉しかった。

合格!!という意味でしょうが、

”社会に対して何も恐れる事は無いんだよ” 

”もう大丈夫だよ”

そう言われた気がしました。

この時やっと不安に対しての克服が出来たのだと感じました。

怖かった大人によって。

まとめ

トラウマであろう”学校”に対して克服させたのはやはり”学校”でした。

恐怖の象徴であった”先生”に対して克服させたのも”先生”でした。

自分の精神年齢が落ち着いてきたから、落ち着いていたからなのか?

たまたま運が良かっただけなのか(人とのめぐり合わせ)?

前回紹介した栄養管理編で自律神経を正常に戻す作業を続けていたからなのか?

愛のパワーのおかげなのか?

偶然、全ての要素がかみ合ったからかもしれないです

人それぞれ、自分を強くなるための準備ができる時が来ます。

その時が来たら動けばいいのです。

私のキッカケは自動車学校での体験でした。

捨てるべき考えと育てるべき思いを精査できるようになりました。

一歩踏み出してみたら案外、優しい世界が溢れていたりします。

見つけると楽しいですよ。

その後

私の性格的に、トラウマから逃げ続ける事はできません。

困難な事にぶち当たったら、努力で正面突破が基本なもので(笑)

卒業と同時に門を出た時の私は、明らかに一回り成長していました。

いーぬ。
自信がついていました☺

ただ心身には相当負担がかかっていたのか、疲労感が押し寄せてきました。

端的に言えば身体症状が悪化し、あまり外に出れなくなりました。心とは裏腹です。

さぁ今から動きだすよ!って時に謎の体力減少

風邪をひきやすくなり自律神経を整える為の運動も行動も思う通りに出来なくなるくらい毎日疲れていきました。

ちょっと頑張り過ぎた反動かな?くらいに思っていましたが・・・

さて私はどうなるのでしょうか?

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