シリーズ①「ファイナル・デスティネーション」
シリーズ②「デッドコースター」
シリーズ③「ファイナル・デッドコースター」
シリーズ④「ファイナル・デッドサーキット3D」
シリーズ⑤「ファイナル・デッドブリッジ」
あらすじ
事故死するはずだった運命を予知夢を見た主人公のおかげで回避する数名の男女達。不幸中の幸いかに見えたが、死神は見逃してはくれなかった。死ぬはずだった順番に"死"は確実に迫ってくる。予知夢や予兆を見逃さず回避し続けようとするが、回避すればするほど死に方が残酷になる。受け入れるか、一生逃げ続けるか、自分の運命を決めろ!
いーぬ。的総評
評価基準は「サイトマップ」の美楽映画、「いーぬ。的批評目安」よりご参考下さい。↓
注意
以下、ネタバレ含む感想がありますのでお気をつけ下さい。
視聴できる媒体は、記事投稿日の情報です。
シリーズ①「ファイナル・デスティネーション」
日本公開年:2001年
ジャンル:ホラー・サスペンス・スリラー
レイティング:R13+(Amazonプライム参照)
監督:ジェームス・ウォン
視聴できる媒体:定額見放題『U-NEXT』『Amazonプライム』『Netflix』
レンタル『YouTube』『ぽすれん』『DMM.com』
あらすじ
修学旅行でパリに行く為に飛行機に乗り込んだ一行。搭乗手続きも順調に終わり、無事離陸したかにみえた。直後、飛行機が爆発し搭乗者全員が犠牲になる…予知夢を見た。パニックになった主人公と数人の生徒は飛行機から降ろされ、難を逃れた。計画を潰された死神はご立腹のようだ。さぁ、死神から逃げ続けろ!
主要人物
アレックス(デヴォン・サワ)・・・予知夢を見た主人公の高校生。9月25日生で飛行機の出発時刻と同じと言う所から、搭乗前から嫌な予感を感じていた。事故後、計算して動かない為、説明不足や不審な動きをしがちで、警察やFBIから怪しまれている。怖がりで臆病にみえるが、その性格だからこそ"予兆"に気づきやすいのかもしれない。
クレア(アリ・ラーター)・・・アレックスの予知夢の話を信じて自ら飛行機から降りた為助かった一人。慎重で賢い。予知夢ほど鮮明に見えないが、予感や予兆をキャッチする能力が高い。本作のヒロイン。
トッド・・・主人公の親友。基本おちゃらけているが、予知夢を見てパニックになった主人公を心配して飛行機から降り、事故を回避した。その後も主人公の事を心配し励ましていた。
カーター(カー・スミス)・・・常に彼女とイチャついている男。主人公が墜落すると騒いだ為ついイラッとして殴ってしまった。騒動になったせいで主人公共に飛行機を降ろされた。喧嘩っ早くていわゆる不良。
テリー・・・カーターの彼女。人前でイチャついているが、カーターの喧嘩っ早い所を止めようとしたり、事故後主人公を気遣う素振りをみせたりと意外と常識人。カーターと一緒に飛行機から降りた為助かった。
ビリー(ショーン・ウィリアム・スコット)・・・空気読めない系男子。だけどなんとなく憎めない。いわゆる天然。二度も爆発に巻き込まれそうになった。運がいいのか悪いのか分からない男。
ルートン・・・騒動を起こした生徒達を心配して飛行機を降りた教師。主人公のおかげで助かるも、予知に関して信じておらず、むしろ変な事を言う主人公を煙たがるようになる。
謎の検視官?(トニー・トッド)・・・事故を回避する為の予知夢、予兆、死の筋書き、死神について詳しく知る男。生き延びた主人公達に、「不慮の事故など存在しない、死は必然な為、再び死は君たちを襲う」と忠告してくれた。
ようこそファイナルデスシリーズへ。始まりは飛行機恐怖症になります。
鮮明すぎる死の描写で多くの飛行機乗りたくない病を発症させたであろう、"リアルにありそうで怖い物語"の始まりを作った伝説の映画。飛行機に乗った事の無い私も、遠出する際はできるだけ陸路を選ぶほど飛行機を見ると思い出す映画。
事故を回避出来ても出来なくても、死の描写がリアルで細かく、緊迫感ある演出が見事です。
冒頭に起こる飛行機が爆発、衝撃波で窓が割れる描写は残酷だが美しいほど印象的で、予知夢が本当だった事を決定づけ、次の展開がどうなるのかワクワク感が増すことでしょう。
筋書きをいじる事は死神を冒涜すること(全シリーズ共通)
事故を回避した生徒に事故後、犠牲者が出てくる所からこの物語が面白い所。予知夢で死を回避した所で、あぁ運がよかったねで終わりとはならない。むしろ死神を怒らせてしまう行為。死の筋書きを勝手に書き換えた主人公達に"あの時死ぬはずだった順番"で再び運命は巡ってくる。しかも始めに死んでおけばよかったと思うほど、その死に方は不気味で痛々しい。
私は思う、回避しなかったほうが一瞬で逝けた気がする…と。
まぁそうは言っても死に対して怖いと思うのは当然な事で、反射神経的に避けようとするものだと思います。
死神を怒らせた代償かは分からないが、予知夢ほど鮮明に見えなくなり、回避するのが難しくなっていく所も面白いポイントです。
考察ポイント
予知夢から予兆へと能力が低下するあたり、死神を怒らせた結果なのかなと思う。また、主人公以外も予兆は感知できるようになる事から、死にたくなければ主人公だけに頼らず直感を働かせ、些細な事も逃さないように神経をとがらせ、日々慎重に過ごす事で死を回避する率が上がるものだと思われる。
カーター、それあかん。延長入りまーす!
その後の"死"を回避し爆発事故から幾日かたった主人公と生き残った数名は、あの時修学旅行で訪れるはずだったパリに旅行に来ていた。喧嘩して騒動を起こした主人公とカーターもすっかり仲良さげ。亡き友を偲びつつ、ご馳走に舌鼓をうつ一行だったが・・・
「死を妨害すると次の人間に移る。でももし循環してたら?」
とカーターが不意に冗談を言った。
………あかん!カーター!!それ死亡フラグって言うやつや!!
と思ったのは私だけではないはず。
案の定、死のループの延長が入ったのは言うまでもない。
ラストは次作に続ける為だったかは定かではないが、終わり方までハラハラさせるとはなんと面白い。グロい表現が大丈夫な人は是非とも見てほしい作品でした。
シリーズ②「デッドコースター」
予告編
公開年:2003年
ジャンル:ホラー・サスペンス・スリラー
レイティング:R15+(U-NEXT参照)、R18+含む表現有り(個人的感想)
監督:デヴィット・エリス
視聴できる媒体:定額見放題『U-NEXT』『Netflix』
レンタル『Amazonプライム』『YouTube』『ぽすれん』『DMM.com』
あらすじ
前作から一年後の話。友人とドライブ中に事故に巻き込まれて死ぬ予知夢を見た主人公。結果、居合わせた何人かの命を助ける。今度の死の舞台はハイウェイ。
ポイント
前作の飛行機事故後、生き残った人が次々と死んだ事が報道され、死を回避してもまだ続きがあることを国民が知っている為、比較的早く主人公含め予知の存在を認識している。あまり説明しなくても生き残った者達が死のループの事を理解しようとしてくれる為、話が早くて物語のテンポが良い。
主要人物
キンバリー(A・J・クック)・・・本作の予知夢を見る主人公。前作の事故、その後の展開共に報道で知っているため予知夢や予兆の事に勘づき、受け入れるのが早い。ドライブ事故に巻き込まれる予定だったのが驚かないほど運転に集中していない様子が見受けられる。前作の生き残りのクレアに対し、忠告をくれたのにも関わらず中指を立てる辺り、意外と好戦的な性格なのかもしれない。
クレア(アリ・ラーター)・・・前作の生き残り。精神障害者の施設に自主入院し、死のループから逃れている。主人公に予兆に注意しろと助言する。
バーク警官(マイケル・ランデス)・・・ハイウェイ事故で一番最初に死ぬはずだった警察官。主人公の予知夢の話を信じてくれたり死を回避してから速攻で襲ってきた悪魔の怒りからも主人公を守ったり(偶然?)と優しく頼りになる人。
謎の葬儀屋?(トニー・トッド)・・・前作から引き続き、予兆や死のループについて忠告してくれる。今回は死のリストを無効にする方法について助言する。
エバン・・・スポーツカーに乗っていた青年。⑦番目に死ぬはずだった。事故後宝くじの高額当選をしている。
ティム(ジェームズ・カーク)・・・15歳の少年。⑥番目に死ぬはずだった。歯医者をすっぽかすなど、まだまだ幼い印象。
ノラ(リンダ・ボイド)・・・ティムの母親。⑤番目に死ぬはずだった。
キャット(キーガン・コナー・トレイシー)・・・タバコ依存症の女性。④番目に死ぬはずだった。勝ち気な女性だが気丈に振る舞ったり怪我をしても他者を思いやる優しい人。
ロリー(ジョナサン・チェリー)・・・ヤク中の男。③番目に死ぬはずだった。意外に主人公の言っている事を信じてくれたり事故回避後に他人の死を目撃する度に命の大切さに気づき人助けをする。
ユジーン・・・バイクに乗っていた男。②番目に死ぬはずだった。予兆や死神について信じておらず自分の人生は自分で決めたい思いが強い。
イザベラ(ジャスティナ・マシャド)・・・妊婦の女性。生き残りの会合には来なかった。出産シーンの演技が見事過ぎて笑いどころを作ってくれている。
ブライアン・・・農場のお手伝いをする少年。終盤に関わってくる重要な人物。
今作は死の順番が逆
"事故から生還したら死ぬはずだった順番で死神に狙われる"
それが前作から学んだ事。だが今作は死のリストは順番が逆で、最後に死ぬはずだった運命の人から狙われる。ここに関して明確な理由は前作のクレア達が死を回避してしまっているせいだが、詳しくは作中にクレアが推理している通り。細かく私なりに考察してみました。
考察ポイント
①今作の主人公達は飛行機爆発事故の後に全員死ぬはずだった。
②180便の生き残りが延命している間に死のリストに狂いが生じた。
③クレアが精神障害施設に籠城してしまった為悪魔が一旦クレアを狙うのを中断。
④次の犠牲者達である今作の主人公達をまとめてヤルつもりだった。
⑤今回、主人公が死を回避してしまったが為に逆の順番で狙ったのは、二度も狂いが生じているから。
⑥クレアが施設から出てきた事により死のループが再開。クレアだけは今回の事故とは無関係の順番で死から追われる事となる。
しかし悪魔もきっちり仕事をこなさないと気がすまないタイプなのかしら?
とにかく時間をロスした分を取り戻そうと、え〜いまとめてやったれ〜感が否めない。
予期せぬ命の出現は死のリストを無効にする…だが永遠にとは言っていない
謎の葬儀屋の助言により"予期せぬ命の出現は死のリストを無効にする"という情報をゲット。妊婦さんの存在に注視し続けるが最終的に主人公が一度命を落とし、蘇生することで死のループは終わると思われた。
前作を見た方なら分かると思うが、上記の理由でループが終わると言うのなら前作の主人公達も死に追われる事はもう無かったはず。
と言うのも、前作の主人公はクレアを助けた際、一時的に心肺停止に陥っている。その後息を吹き返し、暫く死神に狙われなかった事を考えると死のリストを無効にしたと言えるが、再び死のループが発生した事から時間稼ぎができるだけだと思われる。
結局死のループからは一生逃れられない。最後こそ描写はされてないが、主人公とバーク警官はいずれ亡くなると思う。
シリーズ③「ファイナル・デッドコースター」
公開年:2006年
ジャンル:ホラー・サスペンス・スリラー
レイティング:R15+(U-NEXT参照)、R18+含む表現有り(個人的感想)
監督:ジェームズ・ウォン
視聴できる媒体:定額見放題『U-NEXT』『Netflix』
レンタル『ぽすれん』『DMM.com』
あらすじ
高校の卒業パーティーで遊園地を訪れた主人公。今回の舞台は暴れまわるジェットコースター!
ポイント
第1作目を手掛けたジェームズ・ウォン監督が再び監修した事もあって、180便飛行機事故が無関係と言うわけではない。シリーズ①から見た方がより楽しめます。
主要人物
ウェンディ(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)・・・ジェットコースターの予知夢を見て事故を回避させた今作の主人公の女性。仕切りたがり屋の異名を持つ。生き残りの中で⑧番目の最後に死ぬ予定。
ケヴィン(ライアン・メリマン)・・・スカジャンの男性。主人公の彼氏の友達。おちゃらけてるが、主人公の事を常に心配し、予知夢を見たのではないのかと助言をし、信じてくれた。生き残りの中で⑦番目に死ぬ予定。
ジュリー(アマンダ・クルー)・・・主人公の妹。ちょっとボーイッシュな性格。姉とは仲が良いとは言い難い。
エリン(アレックズ・ジョンソン)・・・イアンの彼女。パンクファッションの女性。生き残りの中で⑤番目に死ぬ予定。
イアン(クリス・レムシュ)・・・ロックファッションの男性。数学、物理学に詳しく迷信は信じないタイプ。生き残りの中で④番目に死ぬ予定。
ルイス(テキサス・バトル)・・がたいが良く、パワーには自信のあるアメフト選手の男性。少々喧嘩っ早い。生き残りの中で③番目に死ぬ予定。
フランキー(サム・イーストン)・・・すでに高校は卒業しているのにパーティーに来ていた男性。女好きでどうしようもない性格。アシュレー達を追いかけ回している。無理やり割り込んでジェットコースターに乗って、事故の発端を作る予定だった。生き残りの中で②番目に死ぬ予定。
アシュレー(シャーラン・シモンズ)・・・金髪ロングのセクシーな女性。生き残りの中で①番目に死ぬ予定。
しばらく遊園地に行けなくなった作品
私は小さい頃から遊園地大好きで、ジェットコースターは手を上げたり余裕で出来るタイプだが、(したいとは思わない。)流石にこの映画は描写が生々しすぎて暫く遊園地に行きたいと思わなくなった(笑)
作中で「ジェットコースターで死ぬ確率は2億5000万分の1」と言っていたが、その1が今日かもしれなくて、私なのかもしれないんだなと思い知らされた。改めて危険を侵して楽しめるのは日々、安全確保の為に係員さんや点検作業をしてくれる方々のおかげなんだなとしみじみ思うのでした。
遊園地に行くたびにこの映画を思い出します😅
シリーズ1、2を争う残酷な死に方
個人的に、見た目のインパクトが強い死に方をするのがフランキーで、死ぬまでの恐怖と痛みが長くて苦しいのがアシュレー達かなと思っています。
どっちも見事なまでのあり得ない力の作用で、殺しに本気をだしてきてる死神が恐ろしい。
映画の冒頭で”ようこそ終わりの始まりへ”と言うキャッチコピーを回収した瞬間でした。
ミンチと焼死かぁ~…
「そこで終わりです」・・・駅員よ(笑)
「〜が終点です。そこで終わりです。」
思わず観てる人が必ず主人公と同じ"予兆"を感じとれるラストの車掌さんのアナウンスシーン。
言い方があからさま過ぎて笑えてきます。ラストへ向かってもうひと盛り上がりあるなと勘づく事でしょう。もう悲惨そのものの終わり方でこの物語は終わりを迎えます。
そう、終わり。終わりなのです。
シリーズ④「ファイナル・デッドサーキット3D」
公開年:2009年
ジャンル:ホラー・サスペンス・スリラー
レイティング:R15+(U-NEXT参照)、R18+含む表現有り(個人的感想)
監督:デヴィッド・R・エリス
視聴できる媒体:定額見放題『U-NEXT』
レンタル『Amazonプライム』『YouTube』『ぽすれん』『Hulu』『DMM.com』
あらすじ
4人でサーキット場を訪れレースを観戦していた主人公一行。クラッシュ事故はすぐそこまで迫りくる!予知夢で交わせ!
主要人物
ニック(ボビー・カンポ)・・・今作の予知夢を見る主人公の青年。歴代主人公の中で結構ハッキリ予兆を察知する傾向が何度もある。知り合いでもないのに、生き残った人を探し出して何とか助けようと奮闘する。生き残りの中で⑨番目に死ぬ予定。
ローリ(シャンテル・ヴァンサンテン)・・・ニックの彼女。恋人の事を心配し、信頼している。予知の事を信じて積極的に恋人と共に動く。自身も予兆能力はある方。生き残りの中で⑧番目に死ぬ予定。
ジョージ(ミケルティ・ウィリアムソン)・・・サーキット場で整備をしていた男性。妻と娘を亡くしているからか、事故後、主人公達と行動し、人探しを手伝ってくれる。生き残りの中で⑦番目に死ぬ予定。
ジョナサン・・・カウボーイハットの紳士的な男性。サーキット場でローリの前の席に座ったが、気を利かせて他の席に移動してくれた優しい人。
ハント・・・主人公の友人。一緒にレースを観にきていた。主人公の予知の事を信じるとかどうでもいい様子。死ぬまでに楽しむ事を選ぶ。生き残った中で⑤番目に死ぬ予定。
ジャネット・・・ローリの友達。予知の事は信じるとかではなく、考えたくない様子。生き残った中で④番目に死ぬ予定。
アンディ・・・整備工の男。「座れアホ」と言っていた人。主人公の予知のおかげで助かったが、直後に恋人を亡くした為悲しみに暮れている。生き残りの中で③番目に死ぬ予定。
子連れの女性・・・タンポンを子供の耳に突っ込んでいた人。予知のおかげで助かった為、主人公にお礼をした。生き残りの中で②番目に死ぬ予定。
人種差別の男・・・主人公のおかげで助かったが、妻をサーキット場に残していた。警備員であるジョージに止められて助けに行けなかった事で、ジョージを恨んでいる。生き残りの中で①番始めに死ぬ予定。
伏線回収
今までのシリーズを見た人には分かる演出がいっぱいで楽しめる今作。まずはオープニングのmovie中に、これまで亡くなった人達の死因が骸骨で復習できる。
実にユニーク!
恒例の如く物語内で例の"180"の数字もあるので探してみるといいでしょう。
私はシリーズ②の「デッドコースター」の終わり方的に、その後主人公達はどうなったのか確証が取れずにいたのが気になっていたのですが、今作の主人公達が事故後、過去の事故を調査した結果、
「一度は助かった人間も最後は全員死んだ」
と言う発言から、私の考察は確信に変わり、謎がようやく解けました。
詳しくは目次からシリーズ②「デッドコースター」を見て下さい😊
そんな死に方ある?(笑)
とある人物が排水口におケツを吸われ、その勢いのまま吸われ続けて最終的に内蔵を引っこ抜かれるという終わり方は余りにも非現実的過ぎて、一瞬何が起きたか分からなかった(笑)
ジェットコースターで死ぬ確率は2億5000万分の1だった前作よりも倍率が高い気がする。
悪魔の本気を感じた瞬間でした。
シリーズ⑤「ファイナル・デッドブリッジ」
予告編
公開年:2011年
ジャンル:ホラー・サスペンス・スリラー
レイティング:R18+(Netflix参照)
監督:スティーヴン・クォーレ
視聴できる媒体:定額見放題『Netflix』
レンタル『Amazonプライム』『YouTube』『Hulu』『ぽすれん』『DMM.com』
あらすじ
バスに乗って社員研修に行く道中で工事中のブリッジを渡る事に。どう考えても落ちるぞ!予知夢を早く見て逃げろ!
主要人物
サム(ニコラス・ダゴスト)・・・シェフ見習いの主人公。自身の就活の事や恋愛事情の方に忙しく、予知夢を見た事に対して無頓着。その為死のループの事に気づくのに時間がかかる。もちろん予兆を感じる事もほぼない。生き残りの中で⑦番目に死ぬ予定。
モリー(エマ・ベル)・・・主人公の彼女。主人公の見た予知夢の中で唯一助かった。研修前に主人公に一方的に別れを告げるがそれは主人公の夢のため。
ピーター(マイルズ・フィッシャー)・・・主人公の友人。社員の中でリーダー的存在。彼女のキャンディスを愛する余り、主人公の予知夢のおかげで助かったにも関わらず他人を思いやれず疑心暗鬼に陥る。生き残りの中で⑥番目に死ぬ予定。
デニス部長(デヴィッド・ケックナー)・・・横柄な態度で部下に接する男。社員の名を覚えようともしない。事故後はFBIの人にノリノリで協力する。生き残りの中で⑤番目に死ぬ予定。
ネイサン・・・副工場長。キャリア組の為、現場の人間と折り合いが悪い。生き残りの中で④番目に死ぬ予定。
オリヴィア・・・視力が悪くてメガネ必須のロックファッションの女性。サバサバした性格。生き残りの中で③番目に死ぬ予定。
アイザック(P・J・バーン)・・・女好きで見下げ果てた男。その姑息さで事故後、自ら危険に突っ込む。生き残った中で②番目に死ぬ予定。
キャンディス・・・体操選手兼見習い社員。ピーターの彼女。生き残りの中で一番最初に死ぬ予定。
謎の検視官&葬儀屋?(トニー・トッド)・・・シーズン②ぶりに登場。今回は検視官。予兆に気づかない主人公の為に「死はあざむけない。気をつけろ」とアドバイスする。
新しいルール追加で深まる考察
今回の主人公は全然予兆を感じとらないのが特徴。その為主人公が走り回って迫りくる死を回避させる為に奔走するといったシーンが無いので、スリル感がないのが少し退屈。悪魔の考えたあり得ない死に方というのが薄い印象。
鈍感な主人公の為か、謎の検視官が度々怪しく現れてくれて、やっと主人公も不審におもいだすと言った展開。更にあれだけ頑なに死のループの回避について教えてくれなかったのに、この主人公にはめちゃくちゃヒントをくれる(笑)
更に更に重要な情報として、死は"身代わりに誰かを殺せばその人が歩むはずだった人生分を生きることができる"という情報も特別プレゼント。(笑)
主人公よ仕事して(笑)
これ以降、やるかやられるかのサスペンス色が強くなってくる。このシリーズの好き嫌いが分かれる所かと思います。
身代わりルールのせいでピーターと主人公の攻防とラストシーンの受け取り方が少しややこしくなるので、個々の考察が必要かと思います。
考察ポイント
①主人公が殺したのはピーター(+FBIの分)。
・実際に殺したのはピーターなので、FBIの分はカウントされない場合。ピーターは死のリスト入りしている人物なので、主人公にすぐ死は巡ってきた。
・FBIの分がカウントされている場合。FBIの人ももうすぐ死ぬ予定だった為(職業柄)、効力切れで主人公死亡。
②実は主人公の後にモリーは死ぬはずだったので、FBIの件で回避した主人公の次であるモリ―が死亡。予知夢でモリーの分の死を見れなかったのは主人公が先に死ぬ運命だったから。
③ネイサンは"身代わり"の効力切れで死亡。
結局、謎の検視官&葬儀屋の正体とは?(シリーズ通して)
一番の謎と言ってもいい、死のリスト、死のループ、を知りすぎている男は一体何者だったのか?
最終シリーズに関しては、鈍感主人公にヒントを与え過ぎてラストがサスペンスドラマみたいになってしまったので、シリーズ①の主人公達からは本来の悪魔の手から逃れるというのを醍醐味として楽しんで静観いたように感じる。そう考えると、
・けっこう優しめの悪魔(後始末担当)
・意地悪な天使(堕天使なりたて)
・"死"に関して極めた正真正銘の人間
この三つのどれかかなぁと思っていて、悪魔だったら面白いなぁと思っています。
色んな人の考察が聞けたら面白いでしょうね😊
まとめ
"死に方"にフォーカスした何とも斬新な着眼点と残酷な演出で、シリーズ化されたのも納得の面白さでした。よく思いついたなぁという有り得なさと、危険との隣り合わせで生活している事の再認識も出来て感慨深い映画でしたね。
シリーズ通して見たら自分の死の瞬間に少し覚悟を持ち、丁寧に生きようと思えました。また死のループとかけてシリーズ⑤から①へとループするのも粋な演出だと思いました。
グロ耐性を上げたい19歳以上の方は観るのをチャレンジしても良いかと思います。観れるジャンルの幅も広がるので入門編にどうぞ!
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