☆⑤後世に残しま賞「MY BEST」 サスペンス 美楽映画

【映画】「セブン」七つの大罪をテーマにした物語【感想・おすすめ度・おすすめシーンを紹介】

日本公開年:1996年

ジャンル:サスペンス

レイティング:PG13+(Amazonプライム)

視聴媒体:Amazonプライム

監督:デヴィッド・フィンチャー

出演:ブラッド・ピット モーガン・フリーマン

あらすじ

二人の刑事が追うのは「七つの大罪」をモチーフに猟奇的殺人を繰り返す、冷酷でいて 一切の手がかりを残さない怜悧な犯行。

七つの犯罪を完成させる前に犯人を捕まえろ!

いーぬ。的総評

5段階評価中

評価基準は「サイトマップ」の美楽映画、「いーぬ。的批評目安」よりご参考下さい。↓

プロフィールとサイトマップ

「今の私、本当に幸せ?後悔しない?」 自分の人生を振り返った時 問いかけた言葉は 至極単純なものだった。 はじめまして。日向端いーぬ。と申します。 挨拶とサイト理念 「自分の為だけに用意された人生」 ...

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注意

以下、ネタバレ含む感想がありますのでお気をつけ下さい。

主要人物

ミルズ刑事(役:ブラッド·ピット…わざわざ転勤希望をだしてまでこの町に来た血気盛んな若き刑事。事件解決の為に熱心に仕事に取り組むが、どこか詰めの甘さを感じる。カッとなりやすく感情的になりやすい。

サマセット刑事(役:モーガン・フリーマン…この事件が最後になる定年を控えたベテラン刑事。理不尽な事件ばかり見てきてこの世に絶望しているのか、どこか淡々としていて冷静。実は情に厚いが故に事件に、人に、深入りしたくないと考えている模様。

トレーシー(役グウィネス・ケイト・パルトロー)…ミルズ刑事の奥さん。美人で夫の事を一番に考える良き妻。夫となかなかソリが合わないのを見兼ねてか、サマセットを食事に招待してから、二人が良き相棒になるキッカケを作った。夫の仕事熱心な所を尊敬しているが故に、何か悩みがあるようだが…

異常犯罪者…この事件の犯人。すべての物事の先の先まで考えて犯行に及ぶ知能犯。その冷酷で緻密な計画は通常では理解に苦しむ。犯行に慈悲は無く、楽しんでいる愉快犯でもなさそう。では何故罪を犯すのか?この映画の見所でもある。

悲しい現実と闘い続け、疲れ果てたベテラン刑事をもう一度蘇らせる

主人公の一人、定年退職(自主的な感じ)を一週間後に迎えたベテラン刑事サマセット。

冷たい印象の語り口の中に、どこか寂しげで優しさを感じるのは現実を見てきたからこそ。きれいごとでは済まされない事ばかりあるのが現実。

真っすぐで綺麗な思いは 胸の奥底にしまわなければ立つ事さえ出来なかったのだろう。本当は責任感と勇敢さを持ち合わせた刑事さんです。

こういう方に限って、苦しい最後をおくる・・・。

やる気に満ち溢れたミルズ刑事とは馴れ合いたくない。きっと火傷してしまうと、ピンときたのでしょう。自分と似てるから。

定年ももうすぐなんだから、平凡に終えたい感を醸し出し、ミルズ刑事を軽くあしらうサマセット刑事のせいで、何だかギスギスした雰囲気で過ごす。それはミルズ刑事の私生活まで影響を与える。それを見兼ねてか、トレーシーがサマセット刑事を自宅に招き、夕飯をご馳走する。

夫婦の家に招かれ、最初は緊張感が漂っていたが あるハプニングによってあのベテラン刑事が表情を崩して大笑いするシーンがある。

今までの堅物なイメージが崩壊して、閉ざしていた自分を解放したこのシーンが私は大好きです。

ただもう一度見返すと、この時大笑いしていた三人を見ていると泣けてきます。

この何でもないシーンこそ、心に留めておいてラストを見る事をおすすめします。

最後の相棒は若き日の自分に似た刑事

「善良な市民を助けたい」

きっと この思いが強かったのではないだろうか?

素直な思いで生きている若い刑事との出会い。

それがブラッド・ピットが演じる二人目の主人公。

まるで正反対な二人のように見えるが、

実際はあまりにも自分に似ていたのかもしれない。

その危険さを一番分かっている故に

冷静になる事を教えつつも、その情熱も失ってほしくないと思うベテラン刑事を演じるモーガン・フリーマン”心の揺れ”の表現の仕方が素晴らしい。

七つの大罪

事件は七つの大罪の一つ、暴食から始まる。ここで今一つ、七つの大罪について記しておく。

傲慢…高ぶって人をあなどり見下すこと

嫉妬…焼きもちや、恨み妬むこと

憤怒…掴みかからんばかりの形相で激しく怒ること

怠惰…すべきことを怠けてだらしない性質や様子

強欲…悪いほど欲が張っていること

暴食…度を過ごしてむやみに食べること

色欲…性的な欲望と物欲的な欲望。色情と利欲

出典元:wikipediaより、七つの大罪を引用

犯人を追い詰めたが故に計画を変更する柔軟な犯人

息もあってきた二人のコンビは、やや強引に犯人の居所を掴む。

ここからハラハラするアクションシーンに突入です。なかなかドキドキハラハラ感があり、見事なシーンなのですが、このシーンがあった事により犯人の計画が大きく変わる。

ここの犯人の次の目の付けどころが見事。ラストへ向かって一気に仕上げていく感じが見事な映画ですね。

「最初は傲慢の罪」緊張感Maxのどんでん返し

ラストに繋がる伏線はこの言葉だったのではないだろうか?

犯人の最後のショーに付き合わされるハメになった二人の刑事。今までの犯行の動機を車内で怒りの声色で訴える犯人。ここで話す犯人の言葉一つ一つに意味があるが惑わされてはいけない。

この犯人の言ってる事があながち間違いじゃないのが腹が立つが、人が罪を犯していい理由にはならない。

この犯人は、最初の計画通りにいかなかったけれど、何故このような最後を選んだのかな。このような事件を起した自分の罪を罰して欲しかったのか?聡明な犯人だから、自分がどのような最後になるのか分かっていたはず。

もし"ショーの主人公"が悪魔のような犯人の思惑に勝てたら、どう過ごす予定だったのだろう。人間はまだまだ捨てたもんじゃないと思ったのだろうか?

車中からラストまで、ここは何度見てもそんな緊張感がじわじわやってきて”その時”を迎える。

ブラッド・ピットの涙の葛藤のシーンは、人の心を揺さぶるほどの名演技です。

是非目に焼き付けて下さい。

まとめ

私が初めてこの映画を見たのはテレビの再放送。

当時はまだ子供でした。その時は犯人に憤り、ブラッド・ピット演じる若き刑事の行為を許した。

大人になって観た時、見方が変わった。

悪魔で表すと憤怒=サタンだそうです。

私があの立場だったら

「人間のままでいられただろうか?」

大切な人を奪われても

人間でいれるだろうか?

そしてそれが正しいのか?

なかなか奥深く、いかに人間という生き物が傲慢なものか知った私の大切な映画のひとつです。

一度見た方でも、もう一度ご覧になって観て頂きたい作品。

最後のブラピの選択は、皆さんならどう思いましたか?

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