あらすじ
気弱でプロポーズをことごとく失敗するヤク中の主人公。冴えない日々を送っているある日、バイト先に謎の女性が来店。訳の分からない言葉を聞いたマイクは、戦闘能力が目覚める。手始めに襲ってきた殺し屋2人をスプーンで確実に仕留める。自分は何者なのか・・・?
予告編
日本公開年:2016年
ジャンル:アクション
レイティング:R15+
監督:ニマ・ヌリザデ
視聴できる媒体:定額見放題・・・『U-NEXT』『Hulu』
レンタル・・・『Amazonプライムビデオ』『ぽすれん』
いーぬ。的総評
評価基準は「サイトマップ」の美楽映画、「いーぬ。的批評目安」よりご参考下さい。↓
プロフィールとサイトマップ
「今の私、本当に幸せ?後悔しない?」 自分の人生を振り返った時 問いかけた言葉は 至極単純なものだった。 はじめまして。日向端いーぬ。と申します。 挨拶とサイト理念 「自分の為だけに用意された人生」 を楽しんで生きていく為の、キッカケになればと思い ”自分の人生に何が起こったのか” をブログにすることにしました。 私の目で見てきたもの、感じた事をご紹介する事によって、 自分の考え方、物事の捉え方が、前向きになって頂ける瞬間に立ち会えたら幸せでございます。 私は起立性調節障害、不安障害、うつ病を経験し、今 ...
注意
以下、ネタバレ含む感想がありますのでお気をつけ下さい。
視聴できる媒体は、記事投稿日の情報です。
主要人物
マイク・ハウエル(ジェシー・アイゼンバーグ)・・・彼女にプロポーズをしようとしては失敗を繰り返す、気弱な冴えないヤク中の主人公。警察にはかなりお世話になっており、彼女は自分にはもったいないと思っている。
「サルのアポロの冒険」という自作の物語を創造し、強い主人公に自身を投影して空想にふけっている。画力に関してはプロ級。
フィービー(クリステン・スチュワート)・・・マイクの恋人。献身的に彼を支えるしっかり者。
ローズ(ジョン・レグイザモ)・・・マイクの悪友。薬の売人。
ラセター(コニー・ブリットン)・・・現役のCIA。マイクを助ける為に戦闘本能を目覚めさせる合言葉を言いに接触する。
「ワイズマン」・・・マイクのコードネーム。不用品処理の為CIAに狙われる。
「タフガイ」・・・CIA所属のプロの殺し屋集団。洗脳されており、上の命令には絶対に従う。マイクの事を必要に狙う。
覚醒後、初の戦闘はスプーン一本で瞬殺
いつも通り、仕事場に出向きレジ番をしていたマイクの元に、グラサンをかけてこちらの様子を窺う怪しい女性が来店した。
マイクの前に来るなり、謎めいた詩のような言葉を話す。
しばしの沈黙の後、マイクの頭には「?」が浮かぶ。その瞬間、焦った様子の女性はもう一度詩のような言葉をマイクに語り掛ける。どうやら”この言葉”はマイクにとって大切な合言葉のようだった。それでもマイクには意味が分からない様子。女性は謝罪の言葉を残してその場を去っていった。
今日は変な客が来たなぁ~くらいにしか思っていなかったマイクは、カップヌードルにお湯を入れ、スプーンで混ぜ混ぜしていた所、駐車場でマイクの車をいじる不審な男達がいるのを発見。車上荒らしかと思われたが、マイクを見るや否やナイフを取り出し襲ってきた。マイクはそのナイフを見た瞬間、__目覚める!
カップヌードルに何故スプーンを使おうと思ったのかは謎だが、持っていたおかげで敵に致命傷を負わせ、相手の武器を奪って確実に仕留める戦闘シーンはかっこいい。
ほんの一瞬の出来事だったが、そのスピード感が見てて気持ちよかった~。
マイクの初めての戦闘シーンだが、ここから流れがアクションにどんどん寄っていきそうな雰囲気がぷんぷんするので、正に目が覚めるようなシーンであり、今後の展開にワクワク感を覚える場面でした。ただ一瞬の出来事なのでお見逃しなく。
なお、戦闘以外では相変わらずナヨナヨしており、警察に連絡する訳もなく、彼女に助けを求めたり、状況説明中は内股でビクビクしている辺りは笑える。ちょっとしたコメディ要素が細かく入っています。
ちなみに男二人の正体は「タフガイ」と呼ばれる殺し屋集団である。
手榴弾のタイミングよ・・・
正当防衛とはいえ、二人の男を倒したマイクは、恋人フィービーと一緒に留置所に入れられる。マイクの保護観察官が取り調べをする中、新たな「タフガイ」二人が警察に送り込まれる。
第二ラウンドが開始!!
最初の男二人組よりも強く、目的の為なら誰であっても攻撃するので、警察署がもうめっちゃくちゃ。タフガイの一人がマイクを見つけると激しい戦闘になるが、危機を察知し、マイクがまたもや覚醒。その戦闘能力をフィービーが初めて確認する。なんやかんやあったがマイクの勝利で警察署から脱出を図る二人だが、もう一人の「タフガイ」に見つかりピンチに。しかしその時、マイクの保護観察官が機転をきかし、マイクたちを逃がす事に成功する。
保護観察官さん、良い人だったんだなぁ・・・疑ってごめんなさい( ;∀;)
最後の抵抗なのか、逃げるマイクたちに手榴弾を投げる「タフガイ」。受け取ったマイクはすぐさま投げ返し、警察署はド派手に爆発するのであった。
解釈としてはプロの殺し屋のはず・・・だよね?手榴弾の投げるタイミングぐらいしっかり計っておきなよと思わず突っ込みたくなった。戦闘シーンを長引かせたくないのか、ここでコメディ要素を入れたかったのか分からないが、もうちょっとアクションシーンを見ていたかった。
この映画、アクションとコメディを両立したい意図は感じるのだが、アクションシーンがちょっと中途半端な方に寄ってしまっているのが最後まで続いて残念。それでも面白く見やすいから余計に勿体なく思ってしまう。
ちなみに手榴弾後、マイクがしっかり「タフガイ」の息の根を止めたのは見事。
悪友の家でのおもろい会話
はたから見れば警察官を全滅させたように見えるマイクとフィービーは、悪友であるローズの家に行き、かくまってもらう事に。一方作戦が失敗したCIAはマイクを捕まえようと、チフス菌に感染した者としてテレビで大々的報道される。それを知ったローズはマイクを保菌者であると信じてしまい、マイクとフィービーを地下室に閉じ込める事に・・・。もうすでに戦闘本能が開花しているマイクとローズの会話がこちら___
地下室のドアを閉め、二人を閉じ込めたローズ。
マ「ローズ・・・」
ロ「あ?」
マ「この鍵壊せそう・・・」
ロ「・・・壊すな」
マ「OK」
私ここの会話のやり取り好き(笑)
ただただほっこりする場面でした。
君は塵取りが世界一似合うよ
マイクの戦闘能力として凄いのは、その場にあったものを利用して相手を仕留めるという所にある。
マイクの家が襲撃された時、フライパンのトリックを使い、銃弾を反射させて敵に攻撃したり、連れ去られた恋人を助けに行くとき、主にスーパーの『家庭用品コーナー』の物を使って十人以上はいたであろう「タフガイ」を倒した。
武器はその場で調達するという行為は信条としているようだが、ラストシーンで中国のマフィアと対決する際に、「タフガイ」を倒した時にお世話になった『塵取り』を発見した時、マイクもだが私も鼻で笑ってしまった。そしてこの時のマイクの笑顔が可愛い事よ・・・(笑)
ここからエンドロールに入り、その後どうなったかは「サルのアポロの冒険」風にアニメ調のエンディングで、CIA活動も恋人とも順調な事が窺えます。最後まで見やすいアクションでコメディ要素もある良い映画でした。
まとめ
欲をいえばもっともっと戦闘シーンを派手にしてほしかったし、そういうシーンも増やしてほしかった。
とはいえど、急に展開が変わるアクションシーンからのエンディングまでの展開は見やすく、退屈しなかった。
プロポーズもやっと出来たが、「なんでそのタイミング?」っていう場面も、面白いので是非ご自身で確認してみてほしいですね。
「おすすめ映画レビュー」↓
【映画】「ファイナル・デスティネーション」「デッドコースター」ファイナルデスシリーズ全①〜⑤"運命を受け入れるか回避し続けるか"【感想・考察・おすすめ度・おすすめシーンを紹介】
ファイナル・デスティネーション Amazonプライムで見る YouTubeで見る ポチップ シリーズ①「ファイナル・デスティネーション」 シリーズ②「デッドコースター」 シリーズ③「ファイナル・デッドコースター」 シリーズ④「ファイナル・デッドサーキット3D」 シリーズ⑤「ファイナル・デッドブリッジ」 あらすじ 事故死するはずだった運命を予知夢を見た主人公のおかげで回避する数名の男女達。不幸中の幸いかに見えたが、死神は見逃してはくれなかった。死ぬはずだった順番に"死"は確実に迫ってくる。予知夢や予兆を見逃 ...