12月。
毎年この月になると普段より余計にこの曲を聴きたくなるは
私だけではないはず。
坂本龍一さんの
『戦場のメリークリスマス』
多くの人の心に響く名曲。
私はこの曲を、すべての戦争映画の代表のように感じている。
どの作品を見ても、この曲が頭の中に流れてくる。
美しい音色なのに これほどまでに悲しく、無意識に涙が流れる曲は他にはないのではないでしょうか。
そんな繊細な作品に魅了されて、沢山の方々がアレンジをされています。
今日はその中で、私個人が何度も聴いては感動している
おすすめの演奏者様をご紹介。
【ベーシストYouTuber】ぴんはげさん『pinkhage_bassplayer』:戦場のメリークリスマス【bass ver】
元々ベースの音が好きで、ポップな曲であってもどこかベースの音を探してしまう私。
そんな中出会ったのがベーシストYouTuberのぴんはげ氏。
原曲より温かみがあり癒される音色はベースならではないのだろうか。
落ち着きのあるもの悲しいこの方の演奏に心が浄化されました。
出典元:YouTubeより
出典元:YouTube「ぴんはげ」さんの公式チャンネル
街路樹が並ぶ夜、一本だけ悲し気に光る電灯の下で
まるでスポットライトを浴びているかのような、俯く男の人が佇んでいるのが見えてきました。
とても物語性がある雰囲気。
テンポと音の優しさが絶妙にマッチしていると思います。
サビには、月夜に雪がふわりと舞い落ち、その光景を見上げる男の人が
悲しみをこらえきれずに泣き叫んでいるかのようでした。
誰かを思う気持ちに感情が溢れ、胸を鷲掴みにされている人を表現しているかのような
素晴らしいアレンジです。
公式ツイッター
「pinkhage ぴんはげ」様@pinkhage2
【クロマチックハーモニカ奏者】『山下 伶 』さん: 戦場のメリークリスマス【ハーモニカver】
まずハーモニカってこんな綺麗な音が出せるんだという事に驚愕。
そして一番盛り上がる所までの音の持っていき方がとても清らかで
その音に酔いしれます。
純真無垢なアレンジに、もの悲しさをあまり感じさせない演奏は素晴らしいとしか言いようがない。
出典元:YouTubeより山下 伶 / 戦場のメリークリスマスを引用
公式ツイッター
「山下伶/クロマチックハーモニカ」様 @rei_harmonica
元々はフルート奏者の山下さん。
フルートの演奏を真近で見た事が一度だけあるのですが
見てるこっちがハラハラするくらい息遣いが大変そうなんです。
酸欠にならないか心配・・・。
そんな中で、一切の引っかかりを感じさせない滑らかな音色は
高い技術と豊かな感性を感じます。
とても美しい表現力ですね。
また、バックバンドの方々との調和も見事です。
どの方々も、誰の邪魔もしない音を出すというのはさすがプロだなと感じました。
【ピアノ弾き逃げ系YouTuber】大木さん『OOKI engineering』:戦場のメリークリスマス 【ピアノver/浜松駅編】
弾き始めた瞬間に多くの人の心を鷲掴みする優しい音。
この曲を温かみのある雰囲気で弾けるとは素晴らしいです。
悲しいというより優しい気持ちになります。
タッチも柔らかいですね。
しかし、入り込んだ雑音と、決して歩みを止めない通行人の方々の怱々たる様子が、
流れ去っていく四季を映しているかのようです。
コンサートだったらまた違った印象になったと思うと、
動画、ストリートならではの魅力でしょうね。
アナウンスらしき声のタイミングも絶妙です(笑)
掃除の音もですが(笑)
雑踏感があって音が儚く聞こえてくるのでそれも一興かもしれませんね。
出典元:YouTubeより
【浜松駅440万円のピアノ】戦場のメリークリスマス Merry Christmas, Mr. Lawrence 坂本龍一弾き逃げを引用
出典元:YouTube「大木」さんの公式チャンネル
オシャレなレストランでディナーでも楽しみながら聴きたいですね~。
不快な音を一切感じないので、スッと体に入ってきますね。
誰もが聴きやすい音というのは私には機械的に聞こえがちなのですが、
ちゃんと感情が入った演奏だという事が分かります。
YouTube概要欄に、”ここのピアノが素晴らしいから”と言うようなお言葉を述べられていますが、いいえとんでもない!!
優しい音は、大木さんの人柄が温かいから出せるものだと思います。演奏速度もとても心地良いです。
忙しい毎日でも、ゆっくり立ち止まって聴いてみてほしいですね。
公式ツイッター
『フィアット500の大木さんピアノ垢』様@oooooookita3
【和楽器YouTuber】『和楽器アンサンブル真秀 Mahora』さん:和楽器で戦場のメリークリスマス弾いてみた!【雅ver】
主に箏、三味線、尺八、胡弓を操り
音と映像で魅せる何とも雅やかな謎の演奏家達。
だがそれが良い。
儚げな風情を感じさせる雰囲気は、日本の美徳ですね。
特に箏の音と桜が良い演出をしてくれています。
出典元:YouTube「Mahora」さんの公式チャンネル
『和楽器アンサンブル真秀 Mahora』様
クリスマスというより、日本を象徴するかのようで見事です。
明治、大正、昭和・・・と移り変わる時代を感じます。
いつの時代もせわしなく変わって行ってしまうのに
桜の花だけは、同じ場所で咲き続ける・・・といった物語が目に浮かびます。
切ないのに美しいと感じるのは日本人ならではの感覚なのでしょうか?
だとすれば、私は間違いなくこの国に生まれて良かったと思います。
そう思わせて下さった音と演出に感謝です。
公式ツイッター
『真秀 Mahora 和楽器アンサンブル』様@Mahora5Knkn
まとめ
音楽は国境を越えます。
この曲がもし戦時中に流れたら、誰もが立ち止まって耳を傾けてくれることでしょう。
そして自分の大切な人を思い出す。
そんな素敵な曲だと思っています。
色んな方が演奏され、世界中にこの曲が降り注ぐ時、
”温かい”雪が舞う事を願います。
メリークリスマス。
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